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SiとSiCの違いとは?用途・特性をやさしく解説【今さら聞けない基礎解説】

2026.05.01

半導体事業

半導体の材料としてよく使われる「Si(シリコン)」と「SiC(炭化ケイ素)」。

名前は似ていますが、性能や用途には大きな違いがあります。

 

近年、半導体業界ではSiCという言葉を耳にする機会も増えてきました。

従来のSiと比べて、どのような違いがあるのでしょうか。

 

本記事では、SiとSiCの違いをシンプルに解説します。

 

SiとSiCの違いって?

 

SiとSiCの違いを一言でいうと

 

Siは「扱いやすく安価な材料」、 SiCは「扱いが難しく高性能な材料」です。

 

Siは長年使われてきた標準的な半導体材料で、コストが低く加工しやすいという特徴があります。

一方SiCは、製造が難しくコストも高いものの、より高い性能を発揮できる次世代材料です。

 

Si-and-SiC-2

 

 

なぜSiCが注目されているのか

 

SiCが注目されている理由は、「過酷な条件でも性能を発揮できる」点にあります。

以下のような優れた特性を持っています。

 

  • ・高温でも安定して動作する
  • ・高い電圧に耐えられる
  • ・電力ロスが少ない
  • ・高速でスイッチングできる

SiC Features

 

これにより、Siでは難しかった領域での性能向上が可能になります。

 

 

使われる分野の違い

 

Siはスマートフォンやパソコンなど、一般的な電子機器に広く使われています。

一方SiCは、以下のようなより高い性能が求められる分野で活用されています。

 

  • ・電気自動車(EV)
  • ・電力変換装置
  • ・再生可能エネルギー
  • ・産業機器

 

特に電力効率が重要な分野では、SiCの採用が急速に進んでいます。

 

 

なぜすべてSiCにならないのか

 

SiCは高性能ですが、すべての用途で使われているわけではありません。

理由はシンプルで、「コストと製造の難しさ」です。

 

一方、Siは安価で大量生産に向いているため、用途に応じて使い分けられています。

まとめ

 

SiとSiCは、それぞれ異なる強みを持つ半導体材料です。

Siはコストと扱いやすさに優れ、SiCは高性能で過酷な環境に強いという特徴があります。

 

用途に応じて最適な材料を選ぶことが重要です。

 

choose

 

 

より詳しくSiCウエハの特性や種類について知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

SiウエハとSiCウエハの違いを徹底解説

 

 

次回予告

SiCの性能を理解するうえで欠かせないのが「結晶構造」です。

特に「六方晶」という考え方は、SiCの特性に大きく関わる重要なポイントになります。

次回は、この「六方晶」について、初心者の方でも理解できるようやさしく解説します。

 

 

 


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