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食品工場や下水処理場の事業活動に伴って発生する泥状の物質を汚泥といいます。

この汚泥の処理に困っている事業者は少なくありません。

汚泥は産業廃棄物に分類され、汚泥を廃棄するには多額の費用がかかるためです。

実際、利活用を含めて処理方法を模索している企業はたくさん存在します。

そこで、この記事ではそういった企業向けに汚泥の処理方法について詳しく解説していきます。

まずはポイントを押さえておきましょう。

この記事のまとめ

  • 汚泥は有機汚泥と無機汚泥の2種類存在する
  • 汚泥の7つの処理方法をご紹介
  • 汚泥の処理でおすすめは炭化
  • 汚泥を炭化するメリットは3つ
  • 汚泥炭化なら金沢機工へ

上記の内容を参考にしながら、汚泥の有効活用を目指してください。

汚泥とは

汚泥処理

工場の廃液処理過程や水処理場の処理過程などの事業活動に伴って発生した泥状の物質が汚泥です。

汚泥は廃棄物処理法において産業廃棄物の一つとして分類されるため、適切な処理が必要になります。

適切に処理しなければ罰金刑や懲役刑に課せられる可能性もあることを覚えておきましょう。

なお、汚泥の中には重金属を含んでいたり有毒性が強いものも含まれているケースもあり、この場合は特別管理産業廃棄物に該当するため、より取り扱いに注意が必要です。

汚泥の種類は2種類ある

泥

汚泥は大きく分けて2種類あります。

有機汚濁された排水を処理する施設から発生する「有機汚泥」と砂や金属成分等を多く含む排水を処理する施設・設備から発生する「無機汚泥」です。

ここでは、それぞれの特徴について詳しく解説していきます。

有機汚泥

有機汚泥は、生産工場や下水処理場、動物の飼育場など、有機汚濁された排水を処理する施設から発生する汚泥です。

具体的には、ビルピット汚泥(し尿を含むもの以外)やパルプ廃液から生じる汚泥、動植物性原料を使用する各種製造業の廃水処理後に生ずる汚泥が該当します。

これらの有機性汚泥は資源となる潜在力を秘めているため、適切な処理を行えば再資源化することが可能です。

ただし、汚泥に含まれている成分によって金属原料化やセメント原料化など、向き不向きがあるため汚泥に合わせた処理方法を行う必要があります。

無機汚泥

無機汚泥は、土木工事現場や金属工場など、砂や金属成分等を多く含む排水を処理する施設・設備から発生する汚泥です。

具体的には、赤泥・けい藻土かす・炭酸カルシウムかす・廃白土・浄水場の沈でん池より生ずる汚泥などが該当します。

なお、これらの無機汚泥の性状とその対象排水は、有機汚泥と比較すると種類が多いため、処理する際の仕分けに困るケースも珍しくありません。

汚泥の7つの処理方法

汚泥は下水処理場や食品工場、土木現場などから発生します。

こういった汚泥が発生する現場で課題となっているのが汚泥の処理です。

そのまま放置すると環境や生産に悪影響を与えるうえに、廃棄するにも多額の費用がかかるため、処理に困るのも無理はありません。

そこで、ここでは有効な汚泥の処理方法を7つ紹介します。

汚泥の処理方法で困っている方は、自社に適した処理方法を見つけてみてください。

焼却

焼却とは、汚泥を脱水し乾燥させたものを焼却炉で燃やす方法で、汚泥の減量化には非常に有効です。

また、近年では焼却時の熱を発電に活用したり、温水利用などを行ったりする例も増えてきています。

ただし、汚泥を焼却すると二酸化炭素の300倍もの地球温暖化効果がある一酸化二窒素が多く排出されるなどの問題点も少なくありません。

溶融処理

汚泥を高温で加熱することにより、砂のようなスラグ状にする方法です。

減容化するとともに含有成分の抽出・無害化を行うことができます。

下水汚泥の処理によく使われている方法ですが、業者に委託すると費用が嵩むことが課題です。

セメント原料化

上下水処理場や発電所など様々な業種で生じた廃棄物は、セメントやコンクリートの原料となる粘土成分が含まれているため、セメント原料としての活用が可能です。

回収された廃棄物全てがリサイクルに用いられるため、資源を無駄にすることなく活用することができる方法といえます。

ただし、前処理として焼却が必要なため、焼却と同じ問題点も抱えています。

埋め立て

埋め立てとは、リサイクルやこれ以上減量化できない汚泥を埋め立てることにより処理する方法です。

一般的には、脱水・乾燥が完了している無機性汚泥を埋め立てて処理しています。

なお、埋め立て処分場は大きく分けると以下の3種類に分類され、汚泥の種類や性質によって持ち込むべき処分場が変わるため注意が必要です。

  • 安定型処分場
  • 遮断型処分場
  • 管理型処分場。

事前に自治体に確認の上、持ち込む処理場の選定を行うようにしましょう。

堆肥化

汚泥を堆肥化して再利用する方法もあります。

食品生産工場や下水処理場などから発生する有機汚泥を、人為的に発酵させることで、堆肥原料として再利用することが可能です。

ただし、堆肥化するまでの匂いが強烈な点や堆肥化するまでに時間が掛かる点が大きな課題となっています。

メタン発酵

有機物汚泥を微生物に分解させてメタン発酵、その過程で発生したメタンガスを発電に利用するというものです。

しかも、残渣を堆肥原料として利用することもできます。

ただし、堆肥化と同じく匂いの問題は残るため、周囲に民家がないところで行う必要があります。

炭化する

汚泥の処理方法でおすすめなのが炭化です。

炭化することで火力発電所の石炭代替燃料や肥料などに活用できるうえに、炭素を炭に固着させて二酸化炭素の排出を抑えられるため、環境に優しい処理方法として注目を集めています。

汚泥の有効活用を検討している方は、炭化も検討してみてください。

なお、炭化するための装置「炭化装置」については以下の記事で詳しく紹介しています。

汚泥を炭化するメリット

ここまで汚泥の処理方法について7つの方法を紹介してきました。

どの方法もメリット・デメリットがあり魅力的な処理方法ですが、中でもおすすめなのが炭化装置を利用した汚泥の炭化です。

肥料や燃料として活用の幅が広がるだけでなく、炭化処理する際に炭素を閉じ込めるため、地球環境にも優しくカーボンニュートラルを目指す世界に適した処理方法と言えます。

しかし、炭化のメリットはそれだけではありません。

ここでは汚泥を炭化する3つのメリットについて解説しますので、内容をよく理解したうえで、汚泥を処理する際には炭化処理を検討してみてください。

小型炭化炉・炭化装置を探している方必見!おすすめの小型炭化炉・炭化装置を紹介

環境に優しい

汚泥を炭化する最大のメリットは、環境に優しい点です。

従来の下水汚泥焼却時には、二酸化炭素だけでなく、その310倍も温室効果のある一酸化二窒素が排出されてきました。

その点、炭化処理であれば、二酸化炭素だけでなく一酸化二窒素の排出も抑えることができます。

しかも、副産物である炭も石炭の代替燃料となるため、石炭の使用量も抑えられて二酸化炭素の排出をより抑えることが可能です。

当然、Jクレジット制度の対象にもなるため、経済的にも有効と言えます。

出典:J-クレジット制度

なお、Jクレジット制度に関しては以下の記事で詳しく解説しているので、参考に
してみてください。

Jクレジット制度とは?申請方法や企業の活用方法をご紹介

燃料として有効活用できる

乾燥させた汚泥を炭化装置によって炭化したものは、火力発電所で石炭代替燃料等として有効利用が可能です。

石炭の代わりに使用することで、温室効果ガス排出量低減、低炭素・資源循環型社会構築に貢献することができます。

近年は石炭価格が高騰しており入手も困難になっていることから、経済メリットが出る可能性も高いため、ぜひ炭化を検討してみてください。

処分費用がかからない

汚泥を炭化するメリットは、他の処理方法と比較して処分費用がかからないことです。

一般的には汚泥を処理するのに必要な費用の相場は、20円/kgが全国平均と言われていますが、エリアや業者、廃棄物の性状等といった条件次第では、処理費用が嵩んでしまうケースも珍しくありません。

その点、炭化処理なら炭化装置を活用することで、時間も費用も抑えた上で汚泥を炭化処理することが可能です。

しかも、炭化したものは肥料や燃料として再利用することができるため、資源の有効活用に繋がります。

そういうと、「炭化装置を導入するのに多額の費用がかかるのでは」と心配されている方もいらっしゃるでしょう。

ですが、炭化装置を導入するにあたり、自治体の補助金サポートを受けることができれば、安価に導入することも可能です。

炭化装置導入に関わる補助金については以下の記事で詳しく解説しています。

炭化炉・炭化装置を活用する際の補助金は何がある?活用事例も併せて紹介

汚泥炭化なら金沢機工へ

汚泥の処理に困っている方は少なくありません。

多額の産廃処理費が掛かるうえに、地球温暖化問題が深刻化するなかで、焼却処理する際に発生する二酸化炭素や一酸化二窒素が環境に悪影響を与えるとして問題になっているためです。

そこで、この記事では汚泥の処理方法について解説してきました。

汚泥の処理に困っている方は、この記事を参考にしてみてください。

なお、炭化する際に使用する炭化装置をご所望の方は弊社までお問い合わせください。

小型の炭化装置から用途に合わせた幅広い機器を取り揃えているので、お客様の要望に合った炭化装置をご提供することが可能です。

では、最後におさらいをしましょう。

この記事で解説したポイントは以下です。

この記事のまとめ

  • 汚泥は有機汚泥と無機汚泥の2種類存在する
  • 汚泥の7つの処理方法をご紹介
  • 汚泥の処理でおすすめは炭化
  • 汚泥を炭化するメリットは3つ
  • 汚泥炭化なら金沢機工へ

汚泥の処理方法に困っている方は、この記事を参考にしてみてください。