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パワー半導体の用途を紹介!パワー半導体の特徴も解説!

2025.09.26

半導体事業

半導体にはいくつかの種類があり、今話題になっているのがパワー半導体です。

 

特に電気自動車などの普及で、質の高いパワー半導体を求めている企業は多くなっています。

 

今回の記事ではパワー半導体の特徴や用途について、詳しく解説していきましょう。

 

本記事を読んで頂くことで、パワー半導体の用途について詳しくなって頂けるはずです。

 

パワー半導体とはどんなもの?

 

 

パワー半導体とは、通常の半導体よりも高電圧、大きな電流を処理出来るように作られた半導体です。

 

現代社会は以前よりも多くの電気を扱う機会が増えているので、パワー半導体の需要は世界中で高まっています。

 

もしまだパワー半導体の導入をされていないのであれば、すぐにでも自社電気製品へのパワー半導体の導入を検討されるのがおすすめです。

 

パワー半導体の用途とは?

 

 

パワー半導体の用途は増えているとしましたが、一体具体的にどんな用途があるのかをまとめてみました。

 

今後成長が見込まれる分野ばかりなので、見ていきましょう。

 

電気自動車

 

パワー半導体の用途1つ目は、電気自動車です。

 

大きな電流や、高電圧を利用している電気自動車はパワー半導体を積極的に取り入れています。

 

パワー半導体を導入することでパワートレインのコンパクト化にも繋がるので、自動車の軽量化にも好影響があります。

 

電車

 

パワー半導体の用途2つ目は、電車です。

 

実際に都内を走るJRの車両や新幹線にもパワー半導体は使用されていて、今後世界中の電車の車両でパワー半導体は使われていくでしょう。

 

太陽光発電などの発電機器

 

パワー半導体の用途の3つ目は、太陽光発電などの発電機器です。

 

太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの発電機器には、パワー半導体が使われています。

 

地球環境を守るために重要とされる再生可能エネルギーの需要は今後も高まるので、パワー半導体の需要も併せて高まっていくでしょう。

 

ロボットや工作機器

 

パワー半導体の用途の4つ目は、ロボットや工作機器です。

 

日本の様に労働人口が減少していく社会では、ロボットの活躍が欠かせません。

 

併せて、パワー半導体の需要も高まってくるはずです。

 

データセンターのUPS

 

パワー半導体の用途5つ目は、データセンターのUPSです。

 

AIの普及に伴って大規模なデータセンターの設立は、どんどん進められています。

 

データセンターの設立は今後も増えていくと見られているので、パワー半導体の需要も高まるでしょう。

 

パワー半導体の主な特徴とは?

 

 

パワー半導体を導入すると、様々なメリットがあります。

 

いくつかのメリットをまとめてみたので、解説していきましょう。

 

耐圧性能が高い

 

パワー半導体は一般的な半導体と比べ、外圧に強い特徴があります。

 

外圧に強いことで半導体の性能を落とすことなく、常に高い処理能力を維持してくれるのです。

 

高い電圧や大きな電流も処理出来る

 

パワー半導体は高い電圧や大きな電流も処理できるのは、メリットです。

 

通常の半導体よりも沢山の処理が出来るので、幅広い用途に活用しやすくなっています

 

処理能力が高まることで、製品自体をコンパクト化することにも繋がるでしょう。

 

耐熱性能が高い

 

パワー半導体は、耐熱性能が高いのもメリットです。

 

熱伝導率がいいSicウエハを使っているので、外部に熱を効率的に放出することが出来る為、様々な場面で活用されやすくなっています。

 

耐熱性能の観点から見ても、普通の半導体よりも用途が広いでしょう。

 

パワー半導体を使用するデメリットもある?

 

 

パワー半導体を導入するとメリットばかりではなく、デメリットも少しあります。

 

一体どんな点がデメリットなのかを、簡単に解説しておきましょう。

 

半導体の価格が高くなりやすい

 

パワー半導体は、電力の制御や変換を目的とした半導体であり、主に電源回路やモーター駆動、インバータなどに使用されます。

 

シリコンを用いた従来型に加え、近年では炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)などのワイドバンドギャップ半導体が普及しており、これらは材料コストや製造プロセスの難易度が高いため、一般的なロジックICやメモリと比べて単価が高くなる傾向があります。

 

但し、パワー損失の低減や高速スイッチング、小型化が可能になることで、冷却装置や周辺回路の簡素化が図れ、トータルで見ればシステム全体のコスト削減や高効率化に貢献します。

 

したがい、初期導入コストは高くとも、長期的な視点ではコストパフォーマンスに優れる場合が多いと言えます。

 

特殊なノウハウがなければ製造できない

 

パワー半導体は、通常の半導体を作る技術力だけでは作る事が出来ません。

 

パワー半導体に使われるSicウエハを高品質の状態で作れなければ、質の高いパワー半導体は出来上がらないのです。

 

製造出来るメーカーも限られるので、パワー半導体は通常の半導体に比べ希少価値が高いと言えるでしょう。

 

パワー半導体の用途のまとめ

 

 

今回はパワー半導体の用途について、詳しく解説してきました。

 

パワー半導体はこれから需要が高まってくる半導体なので、しっかり用途を確認して自社の製品にも導入していきましょう。

 

金沢機工株式会社では、パワー半導体に欠かせない「高品質のSiCウエハ」を供給しています。

 

質の高いSiCウエハを使用してパワー半導体を製造することで、より性能の高い製品を作る事が出来るようになるはずです。

 

高品質なパワー半導体製作用のSiCウエハや半導体洗浄装置を導入したいのであれば、以下のサイトより金沢機工株式会社に気軽に相談してみましょう。

https://www.kanazawakiko.shop/sicwafer

 

 


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